7月に入ったばかりというのに、連日真夏のような暑さ。30度越えがあたりまえのような日々で、体調を崩さないよう暑さ対策がかかせません。
暑さ対策が必要なのは、バイクも同じ。エンジンは高温に晒され、オイルにとっても厳しい環境です。人間同様、バイクにも暑さ対策が必要になります。
本格的な夏を前に、エンジンオイルは夏用に変えておくことをおすすめします。
夏場は気温の高さからエンジンが熱くなり、エンジン内部のオイルも高温になります。オイルは高温下で劣化しやすくなるため、それまでに劣化したオイルでは夏場の更なる劣化に耐えられずに熱ダレを起こします。
熱ダレしたオイルでは満足に潤滑を行うことは出来ないため、エンジンやミッションに負荷がかかります。そして、熱ダレが起こるとシフトの入りが悪くなったり、エンジンの力が弱くなったりといった症状が現れます。
オイルの粘度は、「10w-50」あたりが最適。通常は10w-40を使っているユーザーが多いと思いますが、ワンランク高い粘度のオイルにすることで十分な耐熱性を得ることができます。
また、空冷エンジンのハーレーや旧車などではピストンとシリンダーのクリアランスが大きいことから、「20w-50」が推奨されることもあるようです。
快適なバイクライフのために、メンテナンスも季節に合わせてしっかり行っておくことが大切です!
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