令和7年4月13日から大阪市・夢州(ゆめしま)にて開催予定の大阪・関西万博。
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、SDGs社会の実現、他者・地球への思いやりや創造性を考えることを掲げています。
万博が開催となればもちろん経済効果絶大、インバウンド効果も期待され、周辺の観光地にもたくさんの人が訪れにぎやかになります。楽しみが膨らみますね。
ところが一方で、インターネットによる民間調査によると万博への期待値がなかなか上がってこないという結果もあります。
現時点で来場しようと思っている人はこの調査の3割程度だといいます。「なにがしたいのかわからない」「どんな内容なのかいまいちわからない」というのが大きな理由だそうです。
これは運営側が国民に関心を持ってもらう為に、万博にワクワクが思えるような積極的プロモーションが求められていますね。
また、海外から参加するパビリオンの建設業者が決まらず施工が進んでいないという問題もあり、開催までに建設が間に合うのかという問題もあります。
加えて2024年問題で建設業の就労条件におおきな変化があり、圧倒的な労働者不足が懸念されています。
もともと夢洲は人口島で夢咲トンネルでの行き来をしているところですが、このトンネルは徒歩で通ることができないトンネル。夢洲自体もコンビニが1件あるだけのほぼ更地でした。そのためインフラ整備も進めてはいますが、こちらもあと1年でどうなるのか不安視されているようです。
そこへきて1月1日の能登半島地震が発生したことで、「万博に予算をかけるなら北陸への復興を先にするべき」という意見も多く、風当りが厳しくなりました。
このように不安や疑問が散見される大阪万博ではありますが、やはり万博と言えば華やか、先述のとおり経済効果も見込まれ、
本来は楽しいもののはず。
運営側は向かい風に負けずプロモーションに頑張っていただきたいものです。