昨年ごろより、久しぶりのバイクブームが到来しているそうです。
ちょっと古いデータですが、2021年の年間販売台数は41万5892台で、6年連続の前年比増とのこと。
なぜここにきて、バイクブームが再来したのでしょうか?
考えられる要因としては以下のことがあるかと筆者は思います。
①駐輪場における環境改善および増加
かつては、バイク乗りの駐車マナーが酷かった影響で取り締まりが厳しかったうえ、バイク駐車場の不足がライダーの悩みの種でした。
ところが近年は、東京都を中心にバイクの駐輪場の環境改善を訴える声が増え、その結果、二輪車専用駐車場を設ける施設や、チェーンロック付きのコインパーキング駐輪場も登場しました。
また最近では、住宅の空いているスペースを時間貸し駐車場にするサービスも充実。こちらは事前予約できるので、安心してバイクで出かけられるようになったのです。
②若者ライダーやリターンライダーの増加
YouTubeなどの動画の影響、また、コロナ禍によるひとりキャンプのブームなどで、
近年、若者がバイクに乗りたくなる環境が一気に加速したことも大きな要因といえるでしょう。
2018年の法改正で、AT小型限定普通二輪免許が最短2日で取れるようになったことも追い風となっています。
また、若いときに乗っていたもののライフスタイルの変化でバイクから離れていた世代が、
仕事や育児がひと段落してからまたバイクに乗る「リターンライダー」も増えているそう。
最近はバイクファッションも年代に関わらず充実しており、「昔より乗る楽しみが増えた」という声も聞きます。
《最近の若者は車に興味がなくなった》という、ちょっと寂しい声は聞きますが
バイクを通して、乗り物に乗る楽しみが各世代に浸透すると良いですね。
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